「死」と向き合う、活動10周年の節目の作品。
老人ホームに入居している97歳の岡谷正雄は、介護職員が提供するレクリエーションに腹を立てている。彼は命を懸けることができるレクリエーションを欲している。そこで介護職員は「生前葬をしましょう」と提案する。それから月に一度、岡谷は死ぬことになった―――。
「舞台で死ぬのが本望」が口癖の、俳優・岡田忠雄(97歳)がついに棺桶に足を踏み入れる!? OiBokkeShiが、活動10年目の節目に、岡田と共に「死」と向き合う。前代未聞の生前葬演劇の幕が上がる。
ウェブサイト:
岡山公演:https://okayama-pat.jp/ceremony/oibokkeshi/
京都公演:https://rohmtheatrekyoto.jp/event/108573/
企画・制作:「老いと演劇」OiBokkeShi、一般社団法人ベンチ
【岡山公演】
「老いと演劇」OiBokkeShi 開館特別公演『レクリエーション葬』
■公演日程
2023年
9月30日(土)14:00
10月1日(日)14:00
■会場
岡山芸術創造劇場 ハレノワ 小劇場
【京都公演】
『公文協アートキャラバン事業 劇場へ行こう3』参加事業
「老いと演劇」OiBokkeShi 「レクリエーション葬」
■公演日程
2023年10月22日(日)13:00
■会場
ロームシアター京都 ノースホール
■出演・スタッフ
作・演出:菅原直樹
出演:有安由香梨、石田直樹、井上洋子、岡田忠雄、金定和沙、呉英長、申瑞季、角田美穂子、武田有史
美術:森純平
照明:井上瑞穂
音響:家野裕子(株式会社アンダートーン)
舞台監督:中西隆雄
美術協力:市川博明、栗原立
音響補佐:石見哲紀
宣伝美術:hi foo farm
宣伝イラスト:あさののい
制作:武田知也
【プロフィール】
菅原直樹 | Sugawara Naoki(OiBokkeShi主宰)
1983年栃木県宇都宮生まれ。桜美林大学文学部総合文化学科卒。劇作家、演出家、俳優、介護福祉士。「老いと演劇」OiBokkeShi主宰。四国学院大学非常勤講師、美作大学短期大学部非常勤講師。平田オリザが主宰する青年団に俳優として所属。
小劇場を中心に、前田司郎、松井周、多田淳之介、柴幸男、神里雄大の作品などに出演する。2010年より特別養護老人ホームの介護職員として勤務。2012年、東日本大震災を機に岡山県に移住。2014年「老いと演劇」OiBokkeShiを岡山県和気町にて設立し、演劇活動を再開。並行して、認知症ケアに演劇的手法を活用した「老いと演劇のワークショップ」を全国各地で展開。さいたまゴールド・シアターと共同し制作した『よみちにひはくれない 浦和バージョン』(2018年/世界ゴールド祭)、OiBokkeShi×三重県文化会館「介護を楽しむ」「明るく老いる」アートプロジェクト(2017年~)など、劇団外でのプロジェクト、招聘公演も多数実施している。
平成30年(第69回)度芸術選奨文部科学大臣賞新人賞(芸術振興部門)を受賞。平成30年度(第20回)岡山芸術文化賞準グランプリ受賞。奈義町文化功労賞受賞。2019年度(第1回)福武教育文化賞受賞。令和4年度(第81回)山陽新聞奨励賞(社会部門)受賞。
OiBokkeShi
俳優で介護福祉士の菅原直樹を中心に、2014年に岡山県和気町にて設立。看板俳優は、認知症の妻を在宅で介護する岡田忠雄(97歳)。 「老人介護の現場に演劇の知恵を、演劇の現場に老人介護の深みを」という理念のもと、高齢者や介護者と共に作る演劇公演や、認知症ケアに演劇的手法を取り入れたワークショップを実施。2016年より活動拠点を岡山県奈義町に移す。超高齢社会の課題を「演劇」というユニークな切り口でアプローチするその活動は、演劇、介護のジャンルを越え、近年多方面から注目を集める。
OiBokkeShiの活動を密着取材したドキュメンタリー番組「よみちにひはくれない~若き“俳優介護士”の挑戦~」(OHK /2015年)が第24回FNSドキュメンタリー大賞で優秀賞を受賞。
岡田忠雄の日常を密着取材したドキュメンタリー番組「演じて看る」(KSB/2018年)が平成30年日本民間放送連盟賞で優秀賞を受賞。
【岡山公演】
主催:岡山市、公益財団法人岡山文化芸術創造 、「老いと演劇」OiBokkeShi、一般社団法人ベンチ
製作:公益財団法人岡山文化芸術創造 、「老いと演劇」OiBokkeShi
協力:おかやまアーツフェスティバル実行委員会(おかやまアーツフェスティバル2023提携事業)
【京都公演】
主催:ロームシアター京都(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団)、京都市、公益社団法人全国公立文化施設協会
製作:公益財団法人岡山文化芸術創造、「老いと演劇」OiBokkeShi
助成:文化庁文化芸術振興費補助金統括団体による文化芸術需要回復・地域活性化事業(アートキャラバン2)|独立行政法人日本芸術文化振興会
KYOTO EXPERIMENT 2023 提携プログラム