一般社団法人ベンチ

instagram twitter

PROJECTS

プロジェクト

OiBokkeShi × Entelechy Arts共同製作『MovingDay-引っ越しの日-』

実際のフリーマーケットを舞台に繰り広げられる、日本とイギリスをつなぐオムニバス劇。

2021年に菅原が渡英し製作された「Theatre of Wandering」(徘徊演劇『よみちにひはくれない コヴェントリーバージョン』)に続く、イギリスのEntelechy ArtsOiBokkeShiの共同製作第二弾は、実際のフリーマーケット会場に“出店”し、描かれる複数の短編劇集。

観客は3つの出店ブースを周りながら、出品された品々と高齢者たちの語りを通じて、老いの深みや楽しみ、そして現代社会と老いの関係に思いを巡らせることになるだろう。

OiBokkeShiが三重県文化会館と取り組み、今年で6年目を迎えるプロジェクト「老いのプレーパーク」参加者たちが出演する。

企画制作=一般社団法人 ベンチ

 

■あらすじ
それぞれの理由で引っ越しを迫られている高齢者たち。引っ越しにあたって、自身の、あるいは親類の荷物整理をしたのを機に、彼らはまちのフリーマーケットに出品していた。 ある客が、商品を買おうとすると、その高齢者はその品にまつわる記憶を語りだして…。

■公演日時
2022年10月16日(日)
エピソード①11時00分/12時00分/13時00分
エピソード②11時30分/12時30分/13時30分
エピソード③12時00分/13時00分/14時00分

■公演会場
三重県総合文化センター知識の広場

■構成・演出
菅原直樹

■出演
老いのプレーパーク

 

【プロフィール】

「老いと演劇」OiBokkeShi
俳優で介護福祉士の菅原直樹を中心に、2014年に岡山県和気町にて設立。看板俳優は、認知症の妻を介護する岡田忠雄(96歳)。「老人介護の現場に演劇の知恵を、演劇の現場に老人介護の深みを」という理念のもと、高齢者や介護者と共に作る演劇公演や、認知症ケアに演劇的手法を取り入れたワークショップを実施。高齢社会の課題を「演劇」というユニークな切り口でアプローチするその活動は、演劇、介護のジャンルを越え、多方面から注目を集める。

菅原直樹
劇作家、演出家、俳優、介護福祉士。「老いと演劇」OiBokkeShi主宰。四国学院大学非常勤講師、美作大学短期大学部非常勤講師。平田オリザが主宰する青年団に俳優として所属。2010年より特別養護老人ホームの介護職員として勤務。12年、東日本大震災を機に岡山県に移住。14年「老いと演劇」OiBokkeShiを岡山県にて設立し、演劇活動を再開。並行して、認知症ケアに演劇的手法を活用した「老いと演劇のワークショップ」を全国各地で展開。さいたまゴールド・シアターと共同し制作した『よみちにひはくれない 浦和バージョン』(2018年/世界ゴールド祭)、OiBokkeShi×三重県文化会館「介護を楽しむ」「明るく老いる」アートプロジェクト(2017年~)など、劇団外でのプロジェクト、招聘公演も多数実施している。平成30年(第69回)度芸術選奨文部科学大臣賞新人賞(芸術振興部門)受賞。平成30年度(第20回)、令和4年度(第23回)岡山芸術文化賞準グランプリ受賞。奈義町文化功労賞受賞。2019年度(第1回)福武教育文化賞受賞。

老いのプレーパーク
OiBokkeShi×三重県文化会館「介護を楽しむ」「明るく老いる」アートプロジェクトの一環として、平成30年度、公募で集まった老いや介護に関心のある三重県内の公募メンバーにより結成。最高齢は94歳。定年退職したシニア、理学療法士、介護真っ最中の主婦や、認知症のお母さんとその娘さんなど、顔ぶれはさまざま。老いの明るい未来を模索し、菅原直樹氏指導のもと平成30年度から毎年演劇作品を上演。老いのプレーパークの活動を追ったドキュメンタリー「老いてこそ~あなたの居場所はどこですか?~」(三重テレビ)が中部テレビ大賞(2020)優秀賞を受賞。

 


主催:「老いと演劇」OiBokkeShi
共催:三重県文化会館(指定管理者:(公財)三重県文化振興事業団)
協力:夢を手づくりする企業組合

共同製作:「老いと演劇」OiBokkeShi、Entelechy Arts
企画制作:一般社団法人ベンチ
助成:ブリティッシュ・カウンシル

一覧へもどる