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村川拓也『仕事と働くことを演じる2』さいたま国際芸術祭2023

「わたしたち」は、なにを支え/支えられず、なにに支えられ/支えられていないのか-
一人ひとりの「仕事」から見えてくる現在


Photo: Guoqing Jiang

今秋さいたま市にて開催される「さいたま国際芸術祭2023」において、村川拓也『仕事と働くことを演じる2』の上演が決定しました。(企画制作=一般社団法人ベンチ)

上演に際し、このたび出演者を公募いたします。
応募資格は、1)埼玉県内に在住または在勤であること、2)有償、無償にかかわらず「現在仕事をしている、または、仕事をしていた経験がある」ことです。演技の経験は問いません。
「働くこと」から、私たちが生きる「現在(いま)」を共に考えてくださる方のご応募をお待ちしています。

【アーティスト・メッセージ】
わたしは昨年京都で、「仕事」をテーマにしたワークショップとその成果発表『仕事と働くことを演じる』という企画タイトルの作品を上演しました。この作品は、ワークショップに参加していただいた方々に、これまでやってきた仕事や、いまやっている仕事を一人ずつ舞台上で再現してもらうような作品でした。わたしはこれまでも仕事を扱った作品を作ってきましたが、それは友達の介助士さんや、出会いのあった介護士さんたちでした。でも、2021年に上演した『事件』という作品ぐらいから、介助士さんや介護士さんだけでなく、他の職業の方々と一緒に作品を作るようになってきていて、やはりおのずと作品から見えてくるものも違って来ました。いまわたしが関心を持つようになったことは、現在が、「なぜそうなのか」「なぜそうなってしまっているのか」という問題に自分なりに答えを出そうとする態度をどうやって作ることができるか、というややこしい関心です。ややこしい関心で申し訳ないのですが、もし共にこういった問題を一緒に考えていただける方がいらっしゃったら、ご応募いただけると幸いです。なにをやるかというと、京都でのワークショップ同様、ご自身のやってこられた仕事やいまやっているお仕事を舞台上で再現していただくことから始めて、そこから現在のどういうことが見えてくるのか、ということをやります。タイトルも京都でのワークショップ&成果発表につづき『仕事と働くことを演じる2』にしました。一緒に作品を作ってくれる方を募集します。

村川拓也


【作品概要】
『仕事と働くことを演じる2』
障害のある方の介助士、認知症を患った高齢者の外国人介護士、スーパーの店員、カフェスタッフ、図書館司書、食品製造工場スタッフ――出演者自身が実際に日常で従事している仕事の所作そのものと、そこに在る断片的な小さな出来事から舞台を構成し、社会の現実を浮かび上がらせてきた村川拓也。
本公演では、その「仕事」を埼玉県在住、在勤の方から広く公募。働く姿からみえてくる、わたしたちの「現在(いま)」を捉える。

■公演日時
2023年11月25日(土)17:00〜・26日(日)15:00〜(2回公演)

■公演会場
旧市民会館おおみや 大ホール

■チケット情報
9月7日10時〜予約受付開始!
鑑賞には、①「メイン会場入館チケット」購入に加えて、②「公演チケット」事前予約が必要です。
①メイン会場入館チケット:https://artsaitama.jp/tickets/
②公演チケット(全席自由):https://onl.bz/vUPW4nE

※公演の鑑賞料は、「メイン会場入館チケット」に含まれています。

※メイン会場入館チケットの種類(前売価格=106日まで)
– フリーパス:前売4,000(さいたま市民は2,500)
会期中、メイン会場展覧会+大ホールイベント演目が鑑賞可能(イベントにより予約要/不要あり)。

– 1dayチケット:前売1,500(さいたま市民は1,000)
入館日のメイン会場展覧会+大ホールイベント演目が鑑賞可能(イベントにより予約要/不要あり)。

 

【募集概要】
■募集人数
6~8名程度を予定
※応募者多数の場合は応募いただいた内容から選考して決定します。

■待遇
交通費支給(上限1,000円/日)

■募集期間
2023年8月31日(木)10:00から2023年10月1日 (日) 23:59まで

■応募条件
・16歳以上で、埼玉県内在住で仕事をしている方(他都県勤務含む)。または他都県在住で、埼玉県内で働いている方。過去に埼玉県内で働いていたことがある方。
※未成年者の場合、保護者の同意が必要となります。
・アルバイト等、仕事の形態や職種は問いません。有償、無償についても問いません。
・国籍は問いません。
・稽古、劇場でのリハーサル、本番に参加できる方。

◉稽古:10月17日(火)頃から公演本番まで
週1~3回程度、1回あたり2時間〜3時間程度を予定しています。平日昼間/夜間/土日の設定などは参加者の都合(お仕事の事情等)に合わせて個別に調整・決定します。本番近くは稽古回数・時間が増える場合があります。
※稽古会場はさいたま市内を予定しています。
※既にご参加いただけない日程がある方など、 個別のご事情がある場合は、応募フォームにご記入ください。

◉劇場リハーサル:2023年11月22日(水)~24日(金)予定
◉本番:2023年11月25日(土)17:00開演
11月26日(日)15:00開演  2回公演予定

■応募方法
専用応募フォームから以下の内容をご記入のうえご応募ください。
専用応募フォーム

(記入内容)
・お名前(ふりがな)
・日中連絡の取れる電話番号
・メールアドレス
・現在の居住地域(市町村まで記入)、最寄り駅
・年齢
・性別 (任意)
・次のテーマからいずれか、あるいは複数を選んで400文字程度で作文をお書きください。
「私の仕事」「私が演じてみたい仕事」「仕事の思い出」
・現在の主な活動/所属/職業(任意)
・参加する上でのスケジュールの都合
(Ex.平日日中/夜間は仕事(家族の都合)のため不可、〇月〇日~〇日は参加不可等)特にない場合は、特になしとご記入ください。
※応募締切後、10月6日 (金) までに、ご応募いただいた方全員に参加可否についてご連絡いたします。
※ご記入いただいた個人情報は、本プログラムに関するご連絡・ご案内の目的以外には使用いたしません。

 

【プロフィール】
村川拓也 MURAKAWA Takuya
演出家・映像作家。ドキュメンタリーやフィールドワークの手法を用いた作品を、映像・演劇・美術など様々な分野で発表し、国内外の芸術祭、劇場より招聘を受ける。虚構と現実の境界に生まれる村川の作品は、表現の方法論を問い直すだけでなく、現実世界での生のリアリティとは何かを模索する。主な作品に『ツァイトゲーバー』『インディペンデント リビング』『ムーンライト』『Pamilya(パミリヤ)』『事件』など。2016年に東アジア文化交流使(文化庁)として中国・上海/北京に滞在。2022年に第21回AAF戯曲賞にて、『事件』が特別賞を受賞。京都芸術大学映画学科 非常勤講師。

 

さいたま国際芸術祭2023
さいたま国際芸術祭は、さいたま市を舞台に3年に一度開催される芸術の祭典です。2016年に一回目の芸術祭を開催して以来、文化芸術を活かした地域の活性化や都市の魅力向上を目指し、文化芸術都市としてのさいたま市を創造するため、国内外のアーティストと共に展開しています。市民と市民、市民とアーティスト、アーティストと地域が交流する機会を創出する「共につくる、参加する」市民参加型の芸術祭として、さいたま市内で広く開催していきます。今回は、現代アートチーム 目 [mé]をディレクターに迎え、「わたしたち/We」をテーマに、2023年10月7日(土)〜 12月10日(日)・65日間の会期で実施します。https://artsaitama.jp/

 

主催:さいたま国際芸術祭実行委員会
企画制作:一般社団法人ベンチ
お問い合わせ:saitama2023.performingarts@gmail.com(担当:武田)

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