一般社団法人ベンチ

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お知らせ

「有楽町アートアーバニズムプログラムYAU(ヤウ)」に参加中

一般社団法人ベンチでは、本年2月1日より始動した「有楽町アートアーバニズムプログラムYAU(ヤウ)」(主催:「有楽町アートアーバニズムプログラム」実行委員会)からの招聘を受け、オフィス空間を再活用したYAU STUDIOを拠点に新たなプロジェクトをスタートさせました。
劇団・ダンスカンパニー等が創作できる稽古場とアートマネージャーが集い活動できるスペース「Y-base」、倉田翠と大手町・丸の内・有楽町で働くワーカーたちそれぞれの「仕事向き合創作ロジェクト、2つのスタジオプログラムにぜひご注目ください。

<Studio for Artists and Managers>

劇団・ダンスカンパニー等が創作できる稽古場とアートマネージャーが集い、活動できる機能を備えた期間限定のスペース実験プロジェクト「Y-base」

 集まり、交わり、人と話すことのリスクとそれに関わる身体、思考感覚が以前には戻らない今、それでもなお私たちは見知らぬ人、モノ、コトと、どのように再び出会うことができるでしょうか。
「Y-base」では、元オフィス空間の中に2つの稽古場を整備、若手を中心としたアーティスト・劇団を招聘し、公演やワークショップのための彼らの創作活動を支援します。稽古やワークショップの様子はアーティストとの協議の上で積極的に公開し、舞台芸術の創作活動をできるだけオープンにすることで、アーティストやYAU STUDIO利用者同士、スタジオ訪問者との交流を促します。
また、「Y-base」はフリーランスを中心としたアートマネージャーが活動することのできるコ・ワーキングスペースとしても開放。コロナ禍によって打撃を受けた彼らの活動へのサポートと共に、アートマネージャー同士の対話から次なるプロジェクトの萌芽を作りだしていきます。
「集う」ことによって成立していた舞台芸術の根底が揺るがされている現在、これからの「集い」方の実践と試行から、コロナ禍の中断によって硬直した頭、身体、心をほぐし、新たな連なりを生みだしていきます。

【Y-base 概要】

□期間:2022年2月20日(日)~2022年5月22日(日)まで(予定)
参加アーティスト:劇団あはひ、シラカン、佐藤玲奈、私道かぴ(安住の地)、鈴鹿通儀、辻村優子、松井周、melomys、モメラス、ほか
※アーティストは、「Y-base」の稽古場を使用し、公演に向けた稽古やワークショップを行います。
□アートマネージャー利用予定人数:約20名


【Y-base ワークショップ・プログラム】
松井周 総合監修「遊び場的ワークショップ集」(ワーク・イン・プログレス)
劇作家・演出家の松井周を中心に立ち上げたスタディ・グループのメンバーによる、「なぜだかわからないけど、どうしてもこだわってしまう、気になること」を探求するワークショップを集めたイベント、「遊び場的ワークショップ集」。そのワーク・イン・プログレス(制作途中のプロジェクトを公開し、観客の意見を参考にしながらプロジェクトを練り上げていく手法)版をYAU STUDIOの「OPEN STUDIO」期間に実施します。
自分が共感できる問いをテーマにしていたり、逆になんのことだろう?と思うプログラムに参加してみたりすると、様々な価値観に触れられるでしょう。
※テーマ・内容の異なるワークショップを期間中、計7回実施します。

□日程:2022年3月11日(金)~14日(月)
□時間:プログラムによって異なるため、詳細は下記のリンクよりご確認ください。
□会場:YAU STUDIO(千代田区有楽町1-10-1 有楽町ビル10階)
□対象:大手町・丸の内・有楽町で働く18歳以上の方
□参加費:無料 ※要事前申込
お申し込み・プログラム詳細はこちら>>

 

【Y-base公開稽古】
シラカン 公開稽古
□日程:2022年3月11日(金)~14日(月)
□時間:各17:00-20:00
□会場:YAU STUDIO(千代田区有楽町1-10-1 有楽町ビル10階)
□対象:どなたでもご見学いただけます
□参加費:無料 ※要事前申込
お申し込みはこちら>>

  

【Y-base稽古場利用者募集】
プロジェクトの一環として、稽古場利用者を下記要領にて公募します。新たな出会いを期待して、ご応募をお待ちしております。

□募集対象:
・利用可能期間に、舞台芸術に関わる稽古場を必要としている劇団、アーティスト
・利用期間中の一部日程で稽古等の一般公開が可能なこと(具体的方法は相談の上決定)
□利用可能期間:
base-1|2022年3月28日(月)〜5月15日(日)
base-2|2022年4月4日(月)〜5月8日(日)
□利用可能時間:10:00〜22:00
□使用料:無料
応募方法およびその他詳細はこちら>>

<Studio with Workers>

「仕事」とはなにか?倉田翠×大手町・丸の内・有楽町で働くワーカーによる創作プロジェクトが始動

自身と他者の「生」に徹底的に向き合い、そこで発見される「感触」を観客と共有する作品を創り出す演出家・振付家・ダンサーの倉田翠と、大手町・丸の内・有楽町で日々働く人々が出会い、パフォーマンスを創作するプロジェクトを始動します。
就業人口28万人、日本のGDPの25%がここで生み出されているという大丸有エリア。日本のビジネスの中心地とも言える地で働く人々がいま取り組む「仕事」とは?そして生活とは?人生とは?彼らのリアリティと倉田にとっての「仕事」=舞台芸術が出会うとき、そこにはどのような「作品」が生まれるのか? 前代未聞のプロジェクトにご注目ください。

大手町・丸の内・有楽町で働く人たちとパフォーマンス? ダンス? 演劇?をつくるためのワークショップ参加者募集

倉田翠から「東京の中心で働く皆様へ」 

例えば仕事に行く。スーツを着る。職場に見合った喋り方をする。それはもはや演劇であるとも言えるんですね。何のためか。その方がたぶん上手く仕事できるんでしょうね。もしくは「仕事の時」という振付がある。みんなそれを上手にこなしている。(中略) そうしたたくさんの「私」を背負って、今日も働く皆様方は、それだけですばらしいです。舞台が必死でやろうとしていることをもうやってる。もし何か、引っかかることがあったら、私と話をしていただけませんでしょうか?時間は合わせます。あなたとの出会いが私にとっては「違う世界」を知れる大切な時間になりますし、もしかしたら、ちょっとだけ疲れが取れるかもしれません。(余計疲れるかもしれません) どこかの誰かが、この世界でもう少し生きて行こうかと思えるように、どうぞ力を貸してください。
全文はこちら>>

【募集概要】

演技やダンスの経験は一切不問、必要なのはいつもの自分(このいつもの自分が厄介なわけですが)。皆さんにとってのいつもの自分から作品が立ち上がり、いつもと違う時間や体験を共有する、そんな取組みに参加してみませんか?

□対象:16歳以上で、大手町・丸の内・有楽町で勤労する方どなたでも。
□実施期間:2022年4月2日(土)~5月22日(日)
□募集人数:最大15名程度
□募集締め切り:2022年3月24日(木)
□参加費:無料
□こんな人にオススメ、参加してほしい:
・今の仕事が楽しくてしょうがない/つまらない
・今の仕事に誇りをもっている/今の仕事を辞めたい
・今の人生に満足している/満足していない
・人に言えない/人に言いたい秘密を抱えている
・大手町、丸の内、有楽町エリアが大好き/大嫌い
・普段の生活で自分を演じていると思っている人/演じていないと思っている人
・社会に変化を起こしたい
・自分の知らない世界や人と出会いたい

応募方法や参加条件の詳細はこちらをご確認ください>>

 

 


有楽町アートアーバニズムプログラム YAUとは?
街がアートとともにイノベーティブな原動力を生み出す、4カ月にわたる実証パイロットプログラムとして「有楽町アートアーバニズム YAU(ヤウ) 」が2月よりスタートしました。
アートの制作過程を街中で広く公開することにより、クリエイティブな人々の多様な出会いを誘発し、イノベーション創発のきっかけを生み出すなど都心ビジネス街におけるアーティストへの持続的活動支援を目的に実施しています。
日本有数のビジネス街として、グローバルな経済活動を牽引する大手町・丸の内・有楽町エリア。既成概念を超える感性をもつアーティストや創造活動に関わる人たちが、ビジネス街に滞在することで生まれる新たなダイナミズムを「アートアーバニズム」と名付けました。有楽町アートアーバニズム YAUはその実践の拠点として、アーティストの作品制作過程を街中で公開し交流するスタジオや、オフィスワーカーがまちとアートについて学びを深める場をオフィスビルの中に開設しています。
(有楽町ビルの「YAU STUDIO」、国際ビルの「YAU COUNTER」)
詳細▶︎▶︎ https://arturbanism.jp/

YAU STUDIOとは?
「YAU STUDIO」では、主に写真や映像メディアを扱うアーティストコレクティヴの「TOKYO PHOTOGRAPHIC RESEARCH((TPR))」と写真を学ぶ現役の大学生・卒業生、そして「bench」および「bench」の招聘による劇団・アーティスト、アートマネージャーが同居し、それぞれ活動しています。

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