“Play”ing Catch -集まり方の練習-
Hibiya Art Park 2025 -訪れるたび、アートと出会う1ヶ月-

この春、日比谷公園にて開催される「Hibiya Art Park 2025-訪れるたび、アートと出会う1ヶ月-」のパフォーミング・アーツに焦点を当てた第2期プログラムに、benchがプロデュース・制作で参画しています。「“Play”ing Catch -集まり方の練習- 」と題し、日比谷公園の自然空間を多様な“Play”を通じて体感しながら、人と人、人間以外の存在を知覚し直し、「他者と共にある集い方」を試みます。
各プログラムは、一部を除いて入場無料!お誘い合わせの上、ぜひご来場ください。
“Play”ing Catch -集まり方の練習-

花と昆虫が互いに影響し合いながら進化する「共進化」の関係をヒントに、日比谷公園というひらかれた場でのパフォーミング・アーツに焦点を当てたプログラムを通じて、共に在るための関係づくりを探る場を目指します。
プログラムでは、観客を非日常へと誘う唯一無二の「劇場」を生み出してきた維新派作品の野外上映や、東京では16年ぶりの開催となる維新派名物の屋台村を体験できる空間が立ち上がります。また、公募で集まった出演者が朝の日比谷公園を舞台に「人間ではない小さな生き物」を演じることに挑む上田久美子+miu+川村美紀子による参加型パフォーマンスや、蝶だけが知覚できる光の世界へと没入し、観客自身の身体の輪郭が曖昧になっていく小泉明郎のVR作品、参加者と共に火=光を囲み、豊かなコミュニケーションを生む場をつくりだす小山田徹による『火床』など、体験型アートプログラムを連日開催します。また、どなたでも気軽にご参加いただけるダンス・演劇ワークショップ等も複数開催し、日比谷公園の自然と参加者一人ひとりの身体とが交わる場を創出します。
■日程:2025年5月17日(土)〜25日(日)
■会場:日比谷公園
■プログラム
・維新派 上映会『透視図』『トワイライト』
・維新派屋台村
・上田久美子+miu+川村美紀子『呼吸にまつわるトレーニングプール -皇居のお堀編- 』
・小泉明郎『火を運ぶプロメテウス』
・小山田徹『火床』
※実施スケジュール、一部プログラムへの予約の詳細は、特設サイトをご確認ください。
CONCEPT
植物は光を受けて、やがて花を咲かせる。
花はその形や色で昆虫や鳥たちに自身の存在を知らせ、香りで誘いかける。
昆虫や鳥たちは蜜を受け取りながら花粉をまとい、同じ花を求めて次の花へと運ぶ。
こうして、花と昆虫は互いに作用し合いながら、共に進化—共進化していく。
観客は、花や光、昆虫といった人間以外の存在のこうした在り方を、誰にでも開かれたここ日比谷公園での“Play”を通じて新たに知覚しなおす。この場では、人間と人間以外の痕跡や軌跡が交わり、その線が絡み合い、多様な結び目を生み出す。
それは「他者と共にある集い方」を考える場であり、来るべき災厄に備える私たちの未来への“リハーサル”となるでしょう。
武田知也
プログラム
維新派 屋台村&上映会『透視図』・『トワイライト』

Photo: Yoshikazu Inoue

Photo: Yoshikazu Inoue
「私たちの劇場は、一本の釘ではじまる。」 数千本の丸太を使って、1カ月かけて野外空間に劇場を建てる。風や光、その土地の空気と俳優の身体が交わり、唯一無二の劇空間を生み出してきた劇団・維新派。
主宰の松本雄吉の逝去により、2017年に惜しまれつつ解散した彼らの野外劇『透視図』(2014年・大阪)、『トワイライト』(2015年・奈良)の2作品の野外上映を行う。一回性の演劇において、かつての上演を再現することはできない。しかし、維新派が遺した音・声・「風景」を、今ふたたび野外で、そして東京で体感するとき、私たちの身体は何を知覚できるのか。16年ぶりに東京で開催される維新派名物の屋台村とともに、その「場」を立ち上げる。期間中は、維新派オリジナルグッズも会場限定価格で販売する。
上映会
■日時:
2025年
5月21日(水)19:00『トワイライト』
5月22日(木)19:00『透視図』
5月23日(金)19:00『トワイライト』
5月24日(土)20:30『透視図』
■上映時間:トワイライト=122分 透視図=119分
■上演言語:日本語
■参加費:無料/事前予約優先制(4月17日(木) 正午より予約受付開始)
■場所:にれのき広場付近
※小雨決行・雨天中止
協力:一般社団法人EPAD、維新派/KANKARA Inc.
▷予約はこちら:Peatix
屋台村
■日時:2025年5月21日(水)~25日(日)各日17:00-22:00
■場所:にれのき広場付近
※屋台村では連日ライブ・パフォーマンス、飲食、物販等を実施予定!詳細はSNS等でお知らせします。
屋台村ディレクター:白藤垂人、友井隆之、山本真一
上田久美子+miu+川村美紀子『呼吸にまつわるトレーニングプール -皇居のお堀編- 』
毎日様々な人々が行き交う日比谷公園は、花や植物、昆虫、微生物にはどのように見えているだろうか。本作では、「呼吸=プネウマ」をとおして、生き物とヒトの呼吸が溶け合い循環するこの世界を感じる練習をする。公募で集まったパフォーマーは、朝の日比谷公園を舞台にし、アーティストのmiuと川村美紀子のナビゲーション・ツアーをたよりに、「人間ではない小さな生き物」として呼吸をし、空想し、公園内を漂う。そしてツアーのラスト、シェイクスピア『ハムレット』のオフィーリアの溺死の場面で水中に漂う小さな生き物を演じることになる。
一方鑑賞者は、普段は見えていないはずのその小さな生き物たちの様子を、公園内を散策する「人間」になりきり、こっそりと観察する。植物と生物と人間の呼吸が織りなす大気の中に身を置くとき、日比谷公園の新たな姿がみえてくるかもしれない。
■日時:
2025年
5月21日(水)8:00
5月22日(木)8:00/11:30
5月23日(金)8:00/11:30
5月24日(土)10:30
■上演時間:75分(予定)※終演後、鑑賞者対象ミニワークショップあり
■上演言語:日本語
■参加費:無料/事前予約制(4月17日(木) 正午より予約受付開始)
※小雨決行・雨天中止(25日(日)に振替予定あり)
■場所:つつじ山〜三笠山
演出:上田久美子
音:miu
動きのナビゲーション:川村美紀子
テクニカル・ディレクション:遠藤豊(LUFTZUG)
メインビジュアル:小池アイ子
協力:城崎国際アートセンター(豊岡市)
▷予約はこちら:Peatix
小泉明郎『火を運ぶプロメテウス』

Still image from Prometheus the Fire-Bringer, 2023, image courtesy of the artist
アイスキュロス作のギリシャ悲劇「プロメテウス三部作」をアーティストの小泉明郎がVR作品として制作。最終章の第三部『火を運ぶプロメテウス』は、人間がテクノロジーによりまったく異なる存在へと変容し、技術と自然、人間が一体化する神話的な未来が描かれている。
観客はVR空間の中で蝶だけが知覚できる光の世界へと没入し、自身の身体の輪郭がどんどんと曖昧になっていく。人類の身体や知覚そのものが書き換えられた「あたらしいヒューマン」は、その世界でどのように生きていくのか−。
■日時:
2025年5月17日(土)~25日(日)
各日13:00/13:30/14:00/14:30/15:00/15:30/16:00/16:30/17:00/17:30
■上演時間:約30分
■上演言語:日本語/英語
■参加費:1,000円/事前予約制(4月17日(木) 正午より予約受付開始)
■場所:つつじ山
※本作品はVRのヘッドマウントディスプレイを装着し、鑑賞いただきます。製品の対象年齢が13歳以上とされているため、13歳未満のお客様は必ず保護者の同意のもとご参加ください。
※雨天の際は実施場所が変更となります。当日受付でご案内させていただきます。
※チケット売り上げの一部は、都立公園サポーター基金を通じて、日比谷公園の魅力アップに繋げてまいります。
〈作品クレジット〉
構成・演出|小泉明郎
VR制作|谷口勝也(Rhino Studios)
演出助手|小山 渉
舞台監督|守山真利恵
制作|藤井さゆり
キュレーター|相馬千秋
製作|シアターコモンズ、小泉明郎
制作協力|慶應義塾大学 JST Keio Spring「未来社会のグランドデザインを描く博士人材の育成」コアプログラムArts/Design/Communication
協力|無人島プロダクション、NPO法人芸術公社、アネット・ゲリンク・ギャラリー
▷予約はこちら:Peatix
小山田徹『火床』

OKAZAKI PARK STAGE ちっちゃい焚き火(薪ストーブ)を囲んで語らう会 ロームシアター京都 撮影:中谷利明
ダムタイプ初期メンバーで「ウィークエンドカフェ」など、人が集まる場のあり方の模索と実践を重ねてきたアーティストの小山田徹によるプロジェクト。最も原始的な「光」である「火」をつくる技術を公募で集った人たちが習得し、訪れた人たちと「火」を囲み、人が時間と場所を共有するところから、豊かなコミュニケーションの場を共につくる。会期中、多彩なゲストを招いてのトーク等も実施し、共有地としての公園の可能性を考える。
■日時:
2025年5月17日(土)、18日(日)、21日(水)、24日(土)、25日(日)
各日18:00-21:00
■場所:芝庭広場周辺
■参加費:無料/事前予約不要
※雨天中止
監修:小山田徹
協力:小山田十喜、中脇健児
火守ゲスト:猪瀬浩平、ほか
ワークショッププログラム
Aokid『子供も大人もわんぱくわくわーく(1PARK 枠WORK)』

by-宮川知宙どうぶつえんvol.17
からだとあたまをつかって公園中を動き回り、「遊び」を学び直す、ダンサー・アーティストのAokidによるワークショップを開催します。
子供の頃にさまざまな場所で遊び続けていた時間には、いろいろな学びがあったはず。大人も子供も、準備体操をして、木や地面の土や石に触れ、公園をくまなく見渡し、自分のからだと公園をフル活用して、参加者それぞれの遊び=表現をつくってみましょう!1日の終わりにはそれらを持ち寄り、一つのパフォーマンスに仕立てます。それは、歌なのか、踊りなのか、絵なのか、映画なのか?一章から三章まで、一日中の参加も途中参加もどちらでも歓迎です。夕暮れに気づかないくらいに夢中になって、自然の中で遊んでみませんか。
■日時:
5月18日(日)13:00〜17:30(13:00-14:15/14:30-15:45/16:00-17:30)
■受付場所:インフォメーション
■実施場所:日比谷公園内各所
■対象:どなたでも参加可能
■定員:各回20名程度
■所要時間:75分〜
■事前予約優先制
※当日は動きやすい服装をおすすめします。
※雨天中止
▷予約はこちら:Peatix
6steps『6stepsを置いてみる 日比谷公園 編』
6stepsは木でできた6段の階段です。これまでも振付・舞台装置として様々な場や空間で、上演/上演を目的としない取り組みを通じて様々な方と時間を過ごしながら、社会の中で 踊ること、ひとりで、誰かと、いることを探ってきました。今回は初めての野外、日比谷公園の草地広場に、どこにも辿り着かない「6段の階段 / 6steps」をそっと置いてみます。
当日はそれぞれ集まって、のぼりおりしたり、眺めたり、話したり、過ごしたり、その後6stepsを片付けて、階段のあった場所にもう一度集まって過ごしてみます。参加も出入りも自由ですので、どなたでもお散歩するようにのぼったりおりたりしにいらしてください。
6stepsを踊るための振付をたずさえて、発起人の木村玲奈とプロジェクトメンバーが、日比谷公園でみなさまをお待ちしています。
■日時:
5月18日(日)14:00
5月22日(木)14:00
5月24日(土)14:00
■場所:草地広場
■対象:どなたでも参加可能
■所要時間:120分程度
■予約不要/出入り自由
※雨天中止
額田大志『音の伝言ゲーム』

©︎Yuta Itagaki(KIENGI)
公園にはたくさんの音が鳴っています。革靴の足音、鳥の鳴き声、噴水の水が流れる音……身の周りの音たちを、参加者自らが言葉に変換し、その言葉を頼りに、ほかの参加者が公園内で探し出す、そんな、一風変わった伝言ゲームのようなワークショップです。聞こえている音は同じでも、言葉での表し方、感じ方は人それぞれ異なるかもしれません。音に耳を澄ませて、自分なりに言葉にし、それを誰かに伝える面白さと難しさを体験してみましょう。
■日時:5月23日(金)15:00、5月25日(日)11:00
■受付場所:インフォメーション
■実施場所:芝庭広場周辺(予定)
■対象:どなたでも参加可能
■定員:12名程度
■所要時間:80分程度
■事前予約優先制
※雨天中止
▷予約はこちら:Peatix
長谷川優貴『自然と演劇を融合した回遊型ワークショップ−記憶と演劇を、歩いてめぐる』

撮影:藤澤孝代
日比谷公園を舞台に、参加者自身が公園での思い出をテーマにした短い演劇作品を創作・上演する体験型ワークショップ。参加者は公園内のお気に入りスポットで10分以内のパフォーマンスを制作し、ワークショップの最後には、参加者や観客が公園内の各ポイントを巡りながら全チームの作品を鑑賞する「回遊型(プロムナード)上演」を行います。観客自身が風景の中を移動し、物語の世界に入り込むことで、自然と一体化した演劇体験を楽しんでみましょう。
■日時:5月25日(日)14:00
■受付場所:インフォメーション
■場所:雲形池〜草地広場〜三笠山付近(予定)
■対象:中学生以上、演技経験等不問
■定員:20名程度
■所要時間:3時間程度
■事前予約優先制
※雨天中止
▷予約はこちら:Peatix
アーティスト
維新派

『透視図』(2014/大阪・中之島GATEサウスピア) 撮影:井上嘉和
1970年、松本雄吉を中心に設立。関西を拠点とし、国内外のさまざまな土地で公演を行った。1991年、東京・汐留での野外公演『少年街』より、独自のスタイル“ヂャンヂャン☆オペラ”を確立。発語、踊り、音楽など、どの点においても世界的に類を見ない集団で、特に、野外に自らの手で巨大劇場をつくりあげ、終われば跡形もなくすという破格のスケールで注目を集め、その独創性は演劇という枠を超え、同時代の表現者たちに多くの影響を与えた。代表作に、離島の銅精錬所跡地で行った公演『カンカラ』(2002)や、琵琶湖上に作った〈びわ湖水上舞台〉が話題となった『呼吸機械』(2008)など。2017年12月に解散。
維新派屋台村

『透視図』屋台村(2014/大阪・中之島GATEサウスピア) 撮影:井上嘉和
維新派の野外劇場に併設され、舞台公演の上演前後に、観客のみならずスタッフや出演者の語らいの場として維新派の公演に欠かすことのできない、通称“屋台村”。劇場と同じく、会場となるその場所の特性を生かして設営され、飲食店はもとより、雑貨屋、美容院、マッサージなど多い時で30店舗近くが軒を連ね、その時その場かぎりの幻のまち――“架空都市”の様相を呈する。既製のテントではなく、使い古された丸太や足場板などの木材で、有機的に設らえられるその独特のノスタルジックな空間に魅せられ、公演は観ずとも屋台村だけを目当てに足を運ぶ人もいるほど。維新派解散後も「維新派屋台村」として、イベント等を企画している。
上田久美子

©︎matron2023
奈良県出身、劇作演出家。一般企業勤務を経て、2006年より宝塚歌劇団演出部に所属。2015年、『星逢一夜』にて読売演劇大賞優秀演出家賞。オリジナル戯曲で深遠なテーマ性とエンタテイメント性を両立させ支持を集めたが、2022年に退団。宝塚以外での作品は、2022年、スペクタクルリーディング『バイオーム』(脚本)、2023年全国共同制作オペラ『道化師・田舎騎士道』(演出)など。『バイオーム』で岸田國士戯曲賞最終ノミネート。2025年、主催公演『寂しさにまつわる宴会』(脚本/演出)。アートと娯楽の境界を取り払って、多様な人々に同時代の問題を共有できる作品を生み出すことを目指している。セゾンフェローⅡ。https://kumikoueda.com/
miu

@Celine Al-Mosawi
島根県出身。国立音楽大学およびハーグ王立音楽院(オランダ)で、ソノロジー/電子音楽を学ぶ(国音は中退)。主な活動は舞台作品、音響パフォーマンス作品、インスタレーションの制作及び上演、展示。異なる文化間、異なる言語間、異なる時代間で生じるコミュニケーションのずれやエラー、誤解や転化、記憶の仮想化などの現象を自作品の重要なモチーフと捉えており、日常的に出会う「ある場所にいながら、その場所に属さない」人物や出来事の観察を制作の基軸としている。1998年にオランダに移住後、ロンドン、 ボーフム、ウルムを経て、2014年よりデュッセルドルフ在住。日本には「帰る」より「行く」という感覚の方が強い。Website: milch-labor.com (ドイツ語のみ)
川村美紀子

©Etsuko Suzuki
1990年生まれ。「どこからかの惑星から落下してきたようなダンス界のアンファン・テリブル」(Dance New Air 2014/石井達朗氏)とも紹介されるその活動は、劇場にとどまらず屋外でのパフォーマンスなど多彩に展開。日本女子体育大学舞踊学専攻を卒業後、16ヶ国33都市を巡り20作以上の振付作品を発表。受賞歴に横浜ダンスコレクションEX2015 審査員賞・若手振付家のための在日フランス大使館賞、トヨタコレオグラフィーアワード2014 次代を担う振付家賞・オーディエンス賞など多数。自身のエッセイ執筆やオリジナルソング制作のほか、2024年には雑貨屋「川村産業」を立ち上げ、オーダーニットとアクセサリーを販売中。上田久美子+miu 『呼吸にまつわるトレーニングプールvol.1 オフィーリアの川』実験室オープンデイ(2024/城崎国際アートセンター)にプロジェクト研究員として参加。https://kawamuramikiko.com/
小泉明郎

photo: Toru Yokota
1976年群馬県生まれ。国家・共同体と個人の関係、人間の身体と感情の関係について、現実と虚構を織り交ぜた実験的映像やパフォーマンスで探求している。これまでテート・モダンのBMWテート・ライブや上海ビエンナーレ、シャルジャビエンナーレ等、多数の国際展等に参加。個展としては「Projects 99: Meiro Koizumi」(ニューヨーク近代美術館、2013)、「捕われた声は静寂の夢を見る」(アーツ前橋、2015)「帝国は今日も歌う」(Vacant、2017)、「Battlelands」(ペレス美術館、マイアミ、アメリカ合衆国、2018)等を開催。あいちトリエンナーレ2019で初演されたVR演劇『縛られたプロメテウス』は、第24回文化庁メディア芸術祭アート部門で大賞を受賞。2021年には国際的なアートプライズである、Artes Mundi Prize(カーディフ、英国)を受賞。国内外の数多くの美術館等に作品が収蔵されている。
小山田徹
1976年群馬県生まれ。国家・共同体と個人の関係、人間の身体と感情の関係について、現実と虚構を織り交ぜた実験的映像やパフォーマンスで探求している。これまでテート・モダンのBMWテート・ライブや上海ビエンナーレ、シャルジャビエンナーレ等、多数の国際展等に参加。個展としては「Projects 99: Meiro Koizumi」(ニューヨーク近代美術館、2013)、「捕われた声は静寂の夢を見る」(アーツ前橋、2015)「帝国は今日も歌う」(Vacant、2017)、「Battlelands」(ペレス美術館、マイアミ、アメリカ合衆国、2018)等を開催。あいちトリエンナーレ2019で初演されたVR演劇『縛られたプロメテウス』は、第24回文化庁メディア芸術祭アート部門で大賞を受賞。2021年には国際的なアートプライズである、Artes Mundi Prize(カーディフ、英国)を受賞。国内外の数多くの美術館等に作品が収蔵されている。
Aokid
1988年東京生まれ。14歳でブレイクダンスを始め、思春期はダンスや映画とともに過ごす。東京造形大学映画専攻在学学中より舞台芸術や美術作品の制作を開始。ソロダンス作品「地球自由!」(2019/STスポット)や、個展「この家の天井は天空とつながっている。」(2024/nito)など。
木村 玲奈
振付家・ダンサー、6steps発起人・代表。コンセプト・振付・時々出演。風土や言葉と身体の関係、人の在り方 / 生き方に興味をもち、〈ダンスは誰のために在るのか〉という問いのもと、国内外様々な土地で創作・上演を行う。近年は、ダンスプロジェクトのリサーチャーやファシリテーターとしても、幅広い年代の身体 / 心と向き合う。2020年より東京郊外に『糸口』という小さな場・拠点を構え、土地や社会と緩やかに繋がりながら、発表だけにとどまらない実験と交流の場を運営している。25年よりセゾン・フェローⅡ。
額田大志

©︎Yuta Itagaki(KIENGI)
1992年東京都出身。コンテンポラリーポップバンド・東京塩麹、演劇カンパニー・ヌトミックを主宰。作曲だけでなく「上演とは何か」という問いをベースに、パフォーミングアーツの分野でも精力的に活動。バンドでのFUJI ROCK FESTIVALの出演や、戯曲『ぼんやりブルース』が第66回岸田國士戯曲賞にノミネートされるなど、音楽と演劇の領域を横断した活動を続けている。
長谷川優貴

撮影:藤澤孝代
劇作家・演出家・芸人 。1982 年 6 月 16 日生まれ 静岡県富士市出身。
2002 年お笑いコンビ「クレオパトラ」としてデビュー。2017年クリエイションをする為に集まれる組合/場所「エンニュイ」を旗揚げ。芸人として活動をしつつ、現在は演劇をメインとしながら様々なジャンルを横断し表現をしている。
「Hibiya Art Park 2025-訪れるたび、アートと出会う1ヶ月-」
主催:東京都(花と光のムーブメント)
協力:公益財団法人東京都公園協会
第2期「“Play”ing Catch -集まり方の練習- 」
企画:武田知也(bench)、藤井さゆり(bench)
制作:藤井さゆり(bench)、小森あや(bench)、佐藤瞳
運営:株式会社ライツアパートメント、株式会社AEDIT
会場構成:永山祐子建築設計
デザイン:加藤賢策+LABORATORIES
広報事務局:エイベックス・クリエイター・エージェンシー株式会社
協力:公益財団法人東京都公園協会